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【2月22日定期公演2024】関連企画第1弾:公募選出作品作曲家 小坂咲子氏を迎えて
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【2月22日定期公演2024】関連企画第1弾:公募選出作品作曲家 小坂咲子氏を迎えて

【公演詳細】 https://www.contemporary-alpha.com/single-post/20240222 アンサンブル・コンテンポラリーα 定期公演2024 『独奏の妙技〜ハインツ・ホリガーを巡って〜』 【日時】 2024年2月22日(木)19時開演 【場所】 東京オペラシティ リサイタルホール 【曲目】 ■ ハインツ・ホリガー: Sonate (in)solit(air)e (1995) 多久潤一朗(フルート) I. Clôture ouverte II. Allemande ■ 北爪裕道:ディメンションズ (2024 初演) 神田佳子(打楽器) Dimensions (2024 WP) ■ ハインツ・ホリガー:Sonate (in)solit(air)e (1995) 多久潤一朗(フルート) III. Courante IV. La Bande de Sara V. Bourrée ■ 金子仁美:窒素—3Dモデルによる音楽XVI (2024 初演) 松本卓以(チェロ) Azote - Composition par la modélisation 3D XVI (2024 WP) ■ ハインツ・ホリガー:Sonate (in)solit(air)e (1995) 多久潤一朗(フルート) VI. Badines!-Ries! VII. La Poloniaise VIII. Menu et Gigot ■ 小坂咲子:ヴァイオリン独奏のための《蝶のエチュード》(公募作品・初演) 野口千代光(ヴァイオリン) Butterfly Étude for violin solo(call for work WP) ■ ハインツ・ホリガー:Sonate (in)solit(air)e (1995) 多久潤一朗(フルート) IX. La muse et la musette d'Oberwil X. Nicotin et Nicotine ■ 斉木由美:彼は夢を見た (2024 初演) 遠藤文江(クラリネット) Il eut un songe (2024 WP) ■ ハインツ・ホリガー:Sonate (in)solit(air)e (1995) 多久潤一朗(フルート) XI. L'irréel au réel XII. Passacanaille ■ 杉山洋一:対岸に (アンサンブル・コンテンポラリーα 2024年委嘱作品・初演) 塚原里江(ファゴット) At the opposite shore(commissioned work by Ensemble Contemporary Alpha 2024) ■ ハインツ・ホリガー:Studie über Mehrklänge für Oboe solo (1971) 宮村和宏(オーボエ) ※曲目、演奏家はやむを得ぬ事情により変更になる場合があります。 【主催】アンサンブル・コンテンポラリーα 【助成】芸術文化振興基金助成事業/公益財団法人 三菱UFJ 信託芸術文化財団 公益財団法人 野村財団/公益財団法人 花王芸術・科学財団公益財団法人/朝日新聞文化財団 【後援】特定非営利活動法人 日本現代音楽協会、一般社団法人 日本作曲家協議会 【お問い合わせ】アンサンブル・コンテンポラリーα事務局 contemporary.alpha@gmail.com https://www.contemporary-alpha.com/contact 【チケット】前売り券 一般3,000円 学生2,500円       当日券  一般3,500円 学生3,000円 2024年に生誕85年を迎えるスイスの巨匠・作曲家にしてオーボエ奏者・指揮者であるハインツ・ホリガーは、作曲と演奏の両面で国際的な活躍と高い評価を受ける稀有な存在である。本公演では、ホリガーの独奏曲を柱に『独奏楽器の妙技』に焦点をあて、その音楽の特徴である伝統・革新・妙技・機知に、邦人勢が異なる編成による新曲で応答する。現代的な技巧性が要求される難曲・フルート独奏のための《ソナタ・アンソリテール》は組曲形式に基づく12の小曲からなるが、本公演では12曲を5つに分割し、邦人作品とソナタを交互に上演する。ソナタと対話するように挟み込まれる作品の作曲者は、当団が委嘱し、イタリアを拠点に作曲と指揮で精力的に活動する杉山洋一氏、作曲メンバーの厳正なる審査によって選出された小坂咲子氏、昨年メンバーに迎え活躍が目覚ましい北爪裕道氏、当団所属メンバーである金子仁美と斉木由美の5人で、全曲が新作初演となる。終曲には、ホリガーが若い頃に作曲した、大胆かつ革新的なオーボエ独奏曲「重音のためのスタディ」がエピローグとして演奏され、まさに、ホリガーの世界観を堪能しながら、作曲・演奏の両視点に立脚した新しい音楽の真髄を味わえる演奏会になることだろう。演奏は当団の精鋭ソリストたち。
【3月22日定期公演2023】関連企画第3弾:新作委嘱作曲家 桑原ゆう氏を迎えて
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【3月22日定期公演2023】関連企画第3弾:新作委嘱作曲家 桑原ゆう氏を迎えて

「関連企画第1弾:プロデューサー対談」はこちら https://youtu.be/70vh9_aqXM8 「関連企画第2弾:続・プロデューサー対談 ルイ・アンドリーセン作品について語る」はこちら https://youtu.be/wDd4DaDVFRo 【公演詳細】 https://www.contemporary-alpha.com/single-post/20230322 アンサンブル・コンテンポラリー α 定期公演2023 エクレクティック・アルファ ~ルイ・アンドリーセンに捧ぐ~ 日時:2023年3月22日(水)19:00開演(18:30開場)  会場:杉並公会堂小ホール 入場料:前売 一般3000円 学生2500円     当日 一般3500円 学生3000円 Pコード:232292 興行コード:2242081 ※未就学児の入場はご遠慮下さい。 ■ルイ・アンドリーセン(1939-2021):ドゥーブル Louis Andriessen: Double (1965) cl, pf ■鷹羽 弘晃(1979-):錬金術(初演) Hiroaki Takaha: Alchemy (2023 WP) mar, vib ■ルイ・アンドリーセン:絵画 Louis Andriessen: Paintings (1965) fl, pf ■川上 統(1979-):𩸽柱(初演) Osamu Kawakami: Tornado of Okhotsk atka mackerel (2023 WP) fl, cl ■桑原 ゆう(1984-):ビトウィーン・ジ・イン・ビトウィーンズ (初演/アンサンブル・コンテンポラリーα2023委嘱作品) Yu Kuwabara: Between the In-betweens (2023 WP / a commissioned work by Ensemble Contemporary Alpha) vn, vc ■ルイ・アンドリーセン:ジルヴァー[銀] Louis Andriessen: Zilver (1994) fl, cl, 2perc, pf, vn, vc ※曲目、演奏家はやむを得ぬ事情により変更になる場合があります。 主催:アンサンブル・コンテンポラリーα 後援:一般社団法人 日本作曲家協議会/特定非営利活動法人 日本現代音楽協会/オランダ王国大使館 助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団/公益財団法人 三菱UFJ信託芸術文化財団/公益財団法人 野村財団/芸術文化振興基金助成事業 <お問合わせ> アンサンブル・コンテンポラリーα事務局 https://www.contemporary-alpha.com/ contemporary.alpha@gmail.com アンサンブル・コンテンポラリーα 2023では、2021年7月に没したオランダの作曲家ルイ・アンドリーセンの作品を取りあげます。様々な要素を取り込んだ「折衷主義(エクレクティシズム)」と呼ばれるスタイルで広く知られているアンドリーセンは、2000年に武満徹作曲賞審査員として来日していますが、これまで、日本で作品が演奏される機会はあまり多くなかった大家のひとりと言えるでしょう。近代以降の創作において「折衷」は否定的に受け止められてきた側面もありますが、情報化の進んだ現代では、多種多様な事象の混交はもはや日常です。本公演においては、そのような動向をむしろ肯定的に捉えつつ、近年活躍が目覚ましい若手作曲家である桑原ゆう氏への委嘱作品、及び、当団所属の作曲メンバー2名(川上統、鷹羽弘晃)の新作によって、それぞれの「折衷」に対する見解を提示し、多様化する価値観を議論の遡上に乗せ、今後の創作の方法論を探っていく契機としたいと考えています。 桑原ゆう 1984年生まれ。東京藝術大学および同大学大学院修了。日本の音と言葉を源流から探り、文化の古今と東西をつなぐことを軸に創作を展開。国立劇場、静岡音楽館AOI、神奈川県立音楽堂、横浜みなとみらいホール、箕面市立メイプルホール、ルツェルン音楽祭、ZeitRäume(バーゼル)、Transit 20·21(ルーヴェン)等、国内外で多くの委嘱を受け、世界各地の音楽祭や企画で作品が取り上げられている。楽譜はEdition Gravisより出版。「淡座」メンバー。国立音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。第31回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞。https://3shimai.com/yu/ 【出演】 アンサンブル・コンテンポラリーα フルート:多久 潤一朗 クラリネット:鈴木 生子 打楽器:神田 佳子・稲野 珠緒 ピアノ:及川 夕美 ヴァイオリン:佐藤 まどか チェロ:松本 卓以 エレクトロニクス:北爪 裕道 Ensemble Contemporary α 東京を拠点に活動し、20世紀以降の音楽を専門とする現代音楽の室内アンサンブル。17 名の演奏メンバーと 11 名の作曲メンバーによって構成される。作曲メンバーが、アンサンブルの運営とプログラミングを手がけ、演奏メンバーとの密接な共同作業のもと活動を展開している。1997年の発足以来これまで演奏した作品は二百数十曲 に及び、作曲メンバーの作品だけでなく、世界各国のさまざまな作曲家たちの作品を取り上げて来た。演奏メンバーのリサイタル公演とアンサンブル公演による活動は各方面より好評を得ている。海外では、韓国女性作曲家協会主催コンサート(2007 年、ソウル)、テグ国際現代音楽祭(2010 年・2013 年)、ソウル・コンピュータ音楽祭(2013 年)、韓国 ACL 音楽祭(2017 年、ソウル)に招待され演奏している。 <作曲メンバー> 田村文生(代表) 伊藤弘之(副代表) 金子仁美 川上統 北爪裕道 斉木由美 鈴木純明 堰合聡 鷹羽弘晃 山本裕之 米倉香織 <演奏メンバー> 多久潤一朗fl. 宮村和宏ob. 遠藤文江・鈴木生子cl. 塚原里江bn. 曽我部清典trp. 池上亘trb. 神田佳子perc.及川夕美・黒田亜樹pf. 佐藤まどか・野口千代光・花田和加子vln. 安藤裕子vla. 松本卓以・岩永知樹vc. 柳澤智之db. ホールご案内 杉並公会堂小ホール 東京都杉並区上荻1-23-15 荻窪駅北口(JR中央線・総武線・東京メトロ丸ノ内線)より徒歩7分
【3月22日定期公演2023】関連企画第2弾:続・プロデューサー対談 ルイ・アンドリーセン作品について語る
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【3月22日定期公演2023】関連企画第2弾:続・プロデューサー対談 ルイ・アンドリーセン作品について語る

「関連企画第1弾:プロデューサー対談」はこちら https://youtu.be/70vh9_aqXM8 「関連企画第3弾:新作委嘱作曲家 桑原ゆう氏を迎えて」はこちら https://youtu.be/v3lYrmZBUPQ 【公演詳細】 https://www.contemporary-alpha.com/single-post/20230322 アンサンブル・コンテンポラリー α 定期公演2023 エクレクティック・アルファ ~ルイ・アンドリーセンに捧ぐ~ 日時:2023年3月22日(水)19:00開演(18:30開場)  会場:杉並公会堂小ホール 入場料:前売 一般3000円 学生2500円     当日 一般3500円 学生3000円 Pコード:232292 興行コード:2242081 ※未就学児の入場はご遠慮下さい。 ■ルイ・アンドリーセン(1939-2021):ドゥーブル Louis Andriessen: Double (1965) cl, pf ■鷹羽 弘晃(1979-):錬金術(初演) Hiroaki Takaha: Alchemy (2023 WP) mar, vib ■ルイ・アンドリーセン:絵画 Louis Andriessen: Paintings (1965) fl, pf ■川上 統(1979-):𩸽柱(初演) Osamu Kawakami: Tornado of Okhotsk atka mackerel (2023 WP) fl, cl ■桑原 ゆう(1984-):ビトウィーン・ジ・イン・ビトウィーンズ (初演/アンサンブル・コンテンポラリーα2023委嘱作品) Yu Kuwabara: Between the In-betweens (2023 WP / a commissioned work by Ensemble Contemporary Alpha) vn, vc ■ルイ・アンドリーセン:ジルヴァー[銀] Louis Andriessen: Zilver (1994) fl, cl, 2perc, pf, vn, vc ※曲目、演奏家はやむを得ぬ事情により変更になる場合があります。 主催:アンサンブル・コンテンポラリーα 後援:一般社団法人 日本作曲家協議会/特定非営利活動法人 日本現代音楽協会/オランダ王国大使館 助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団/公益財団法人 三菱UFJ信託芸術文化財団/公益財団法人 野村財団/芸術文化振興基金助成事業 <お問合わせ> アンサンブル・コンテンポラリーα事務局 https://www.contemporary-alpha.com/ contemporary.alpha@gmail.com アンサンブル・コンテンポラリーα 2023では、2021年7月に没したオランダの作曲家ルイ・アンドリーセンの作品を取りあげます。様々な要素を取り込んだ「折衷主義(エクレクティシズム)」と呼ばれるスタイルで広く知られているアンドリーセンは、2000年に武満徹作曲賞審査員として来日していますが、これまで、日本で作品が演奏される機会はあまり多くなかった大家のひとりと言えるでしょう。近代以降の創作において「折衷」は否定的に受け止められてきた側面もありますが、情報化の進んだ現代では、多種多様な事象の混交はもはや日常です。本公演においては、そのような動向をむしろ肯定的に捉えつつ、近年活躍が目覚ましい若手作曲家である桑原ゆう氏への委嘱作品、及び、当団所属の作曲メンバー2名(川上統、鷹羽弘晃)の新作によって、それぞれの「折衷」に対する見解を提示し、多様化する価値観を議論の遡上に乗せ、今後の創作の方法論を探っていく契機としたいと考えています。 桑原ゆう 1984年生まれ。東京藝術大学および同大学大学院修了。日本の音と言葉を源流から探り、文化の古今と東西をつなぐことを軸に創作を展開。国立劇場、静岡音楽館AOI、神奈川県立音楽堂、横浜みなとみらいホール、箕面市立メイプルホール、ルツェルン音楽祭、ZeitRäume(バーゼル)、Transit 20·21(ルーヴェン)等、国内外で多くの委嘱を受け、世界各地の音楽祭や企画で作品が取り上げられている。楽譜はEdition Gravisより出版。「淡座」メンバー。国立音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。第31回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞。https://3shimai.com/yu/ 【出演】 アンサンブル・コンテンポラリーα フルート:多久 潤一朗 クラリネット:鈴木 生子 打楽器:神田 佳子・稲野 珠緒 ピアノ:及川 夕美 ヴァイオリン:佐藤 まどか チェロ:松本 卓以 エレクトロニクス:北爪 裕道 Ensemble Contemporary α 東京を拠点に活動し、20世紀以降の音楽を専門とする現代音楽の室内アンサンブル。17 名の演奏メンバーと 11 名の作曲メンバーによって構成される。作曲メンバーが、アンサンブルの運営とプログラミングを手がけ、演奏メンバーとの密接な共同作業のもと活動を展開している。1997年の発足以来これまで演奏した作品は二百数十曲 に及び、作曲メンバーの作品だけでなく、世界各国のさまざまな作曲家たちの作品を取り上げて来た。演奏メンバーのリサイタル公演とアンサンブル公演による活動は各方面より好評を得ている。海外では、韓国女性作曲家協会主催コンサート(2007 年、ソウル)、テグ国際現代音楽祭(2010 年・2013 年)、ソウル・コンピュータ音楽祭(2013 年)、韓国 ACL 音楽祭(2017 年、ソウル)に招待され演奏している。 <作曲メンバー> 田村文生(代表) 伊藤弘之(副代表) 金子仁美 川上統 北爪裕道 斉木由美 鈴木純明 堰合聡 鷹羽弘晃 山本裕之 米倉香織 <演奏メンバー> 多久潤一朗fl. 宮村和宏ob. 遠藤文江・鈴木生子cl. 塚原里江bn. 曽我部清典trp. 池上亘trb. 神田佳子perc.及川夕美・黒田亜樹pf. 佐藤まどか・野口千代光・花田和加子vln. 安藤裕子vla. 松本卓以・岩永知樹vc. 柳澤智之db. ホールご案内 杉並公会堂小ホール 東京都杉並区上荻1-23-15 荻窪駅北口(JR中央線・総武線・東京メトロ丸ノ内線)より徒歩7分
【3月22日定期公演2023】関連企画第1弾:プロデューサー対談
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【3月22日定期公演2023】関連企画第1弾:プロデューサー対談

「関連企画第2弾:続・プロデューサー対談 ルイ・アンドリーセン作品について語る」はこちら https://youtu.be/wDd4DaDVFRo 「関連企画第3弾:新作委嘱作曲家 桑原ゆう氏を迎えて」はこちら https://youtu.be/v3lYrmZBUPQ 【公演詳細】 https://www.contemporary-alpha.com/single-post/20230322 アンサンブル・コンテンポラリー α 定期公演2023 エクレクティック・アルファ ~ルイ・アンドリーセンに捧ぐ~ 日時:2023年3月22日(水)19:00開演(18:30開場)  会場:杉並公会堂小ホール 入場料:前売 一般3000円 学生2500円     当日 一般3500円 学生3000円 Pコード:232292 興行コード:2242081 ※未就学児の入場はご遠慮下さい。 ■ルイ・アンドリーセン(1939-2021):ドゥーブル Louis Andriessen: Double (1965) cl, pf ■鷹羽 弘晃(1979-):錬金術(初演) Hiroaki Takaha: Alchemy (2023 WP) mar, vib ■ルイ・アンドリーセン:絵画 Louis Andriessen: Paintings (1965) fl, pf ■川上 統(1979-):𩸽柱(初演) Osamu Kawakami: Tornado of Okhotsk atka mackerel (2023 WP) fl, cl ■桑原 ゆう(1984-):ビトウィーン・ジ・イン・ビトウィーンズ (初演/アンサンブル・コンテンポラリーα2023委嘱作品) Yu Kuwabara: Between the In-betweens (2023 WP / a commissioned work by Ensemble Contemporary Alpha) vn, vc ■ルイ・アンドリーセン:ジルヴァー[銀] Louis Andriessen: Zilver (1994) fl, cl, 2perc, pf, vn, vc ※曲目、演奏家はやむを得ぬ事情により変更になる場合があります。 主催:アンサンブル・コンテンポラリーα 後援:一般社団法人 日本作曲家協議会/特定非営利活動法人 日本現代音楽協会/オランダ王国大使館 助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団/公益財団法人 三菱UFJ信託芸術文化財団/公益財団法人 野村財団/芸術文化振興基金助成事業 <お問合わせ> アンサンブル・コンテンポラリーα事務局 https://www.contemporary-alpha.com/ contemporary.alpha@gmail.com アンサンブル・コンテンポラリーα 2023では、2021年7月に没したオランダの作曲家ルイ・アンドリーセンの作品を取りあげます。様々な要素を取り込んだ「折衷主義(エクレクティシズム)」と呼ばれるスタイルで広く知られているアンドリーセンは、2000年に武満徹作曲賞審査員として来日していますが、これまで、日本で作品が演奏される機会はあまり多くなかった大家のひとりと言えるでしょう。近代以降の創作において「折衷」は否定的に受け止められてきた側面もありますが、情報化の進んだ現代では、多種多様な事象の混交はもはや日常です。本公演においては、そのような動向をむしろ肯定的に捉えつつ、近年活躍が目覚ましい若手作曲家である桑原ゆう氏への委嘱作品、及び、当団所属の作曲メンバー2名(川上統、鷹羽弘晃)の新作によって、それぞれの「折衷」に対する見解を提示し、多様化する価値観を議論の遡上に乗せ、今後の創作の方法論を探っていく契機としたいと考えています。 桑原ゆう 1984年生まれ。東京藝術大学および同大学大学院修了。日本の音と言葉を源流から探り、文化の古今と東西をつなぐことを軸に創作を展開。国立劇場、静岡音楽館AOI、神奈川県立音楽堂、横浜みなとみらいホール、箕面市立メイプルホール、ルツェルン音楽祭、ZeitRäume(バーゼル)、Transit 20·21(ルーヴェン)等、国内外で多くの委嘱を受け、世界各地の音楽祭や企画で作品が取り上げられている。楽譜はEdition Gravisより出版。「淡座」メンバー。国立音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。第31回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞。https://3shimai.com/yu/ 【出演】 アンサンブル・コンテンポラリーα フルート:多久 潤一朗 クラリネット:鈴木 生子 打楽器:神田 佳子・稲野 珠緒 ピアノ:及川 夕美 ヴァイオリン:佐藤 まどか チェロ:松本 卓以 エレクトロニクス:北爪 裕道 Ensemble Contemporary α 東京を拠点に活動し、20世紀以降の音楽を専門とする現代音楽の室内アンサンブル。17 名の演奏メンバーと 11 名の作曲メンバーによって構成される。作曲メンバーが、アンサンブルの運営とプログラミングを手がけ、演奏メンバーとの密接な共同作業のもと活動を展開している。1997年の発足以来これまで演奏した作品は二百数十曲 に及び、作曲メンバーの作品だけでなく、世界各国のさまざまな作曲家たちの作品を取り上げて来た。演奏メンバーのリサイタル公演とアンサンブル公演による活動は各方面より好評を得ている。海外では、韓国女性作曲家協会主催コンサート(2007 年、ソウル)、テグ国際現代音楽祭(2010 年・2013 年)、ソウル・コンピュータ音楽祭(2013 年)、韓国 ACL 音楽祭(2017 年、ソウル)に招待され演奏している。 <作曲メンバー> 田村文生(代表) 伊藤弘之(副代表) 金子仁美 川上統 北爪裕道 斉木由美 鈴木純明 堰合聡 鷹羽弘晃 山本裕之 米倉香織 <演奏メンバー> 多久潤一朗fl. 宮村和宏ob. 遠藤文江・鈴木生子cl. 塚原里江bn. 曽我部清典trp. 池上亘trb. 神田佳子perc.及川夕美・黒田亜樹pf. 佐藤まどか・野口千代光・花田和加子vln. 安藤裕子vla. 松本卓以・岩永知樹vc. 柳澤智之db. ホールご案内 杉並公会堂小ホール 東京都杉並区上荻1-23-15 荻窪駅北口(JR中央線・総武線・東京メトロ丸ノ内線)より徒歩7分
Hiroyuki Itoh: Distances II  伊藤弘之 - ディスタンスィズ II
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Hiroyuki Itoh: Distances II 伊藤弘之 - ディスタンスィズ II

Distances II for oboe, violin, viola, violoncello, and piano (2020/2021) composed by Hiroyuki Itoh https://www.hiroyukiitoh.com performed by Ensemble Contemporary Alpha Kazuhiro Miyamura (oboe), Madoka Sato (violin), Fumiko Kai (viola), Takui Matsumoto (cello), Yumi Oikawa (piano), Hiroaki Takaha (conducting) live performance on January 5, 2022 at Tokyo Opera City Recital Hall Video Production: Video Classics I have been consistently concerned with the notions of "swaying sensation" and "fragility" in my work. These notions underlie Distances II, too. In the actual pieces, such materials as repeated notes, trills, and tremolos, which change their speeds constantly, are used quite frequently to realize the abovementioned notions. The successions of the repeated notes, trills, and tremolos constitute lines. These lines—having their own internal speeds—superimpose on one another, intertwine, and create the sensation of a more complex and multi-layered time flow. The following analogy can explain this further: forests as a whole sway, sometimes hard, sometimes quietly, and within these, trees, branches, and leaves each have their own sway. We are surrounded by swaying, trembling, wavering, shimmering, or flickering images of trees, water, wind, fire, lights, shadows, and so on. By dealing with them in my work, I believe my music could reach deep inside the listeners' minds. Quarter-tones are used extensively in many of my pieces. They beautifully amplify sways, distortions, and fragility. A new dimension is added in Distances II. It deals with a longer swaying between the past and the present. In other words, it is a dialogue between classical music and my music beyond a chronological distance. I rarely use quotations in my work, but in Distances II, two elements taken from works by Beethoven are woven into the texture. I did this because the theme of the concert—in which Distances II was premiered—was "Distortion, Distance and Beethoven." I would not explain the details about from which Beethoven pieces the materials are chosen in this writing. Still, Beethoven's innovativeness and anguish are the ones I was particularly in mind while composing Distances II. This fact might have affected the outcome of the piece. (Hiroyuki Itoh) 「ディスタンスィズII」オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ピアノのための (2020/2021) 作曲: 伊藤弘之 https://www.hiroyukiitoh.com 演奏:アンサンブル・コンテンポラリーα 宮村和宏(オーボエ)、佐藤まどか(ヴァイオリン)、甲斐史子(ヴァイラ)、 松本卓以(チェロ)、及川夕美(ピアノ)、鷹羽弘晃(指揮) 2022年1月5日、東京オペラシティ リサイタルホールでのライブ演奏 撮影・編集: ビデオクラシックス 私が長年作曲の中心に据えてきた2つのコンセプト「揺れるイメージ」と「フラジリティ(壊れやすさ、はかなさ、不安定さ)」が、今回の作品でもその根底を支えている。そこではまず、絶えず微細にスピードを変化させる連打音やトリルやトレモロが揺れを作り出し、それらが織り込まれたラインがより大づかみな揺らぎを作り出す。ラインは複数あり、それらひとつひとつが違う形で揺れながら絡み合うことで、全体として更に大きな新たな次元の揺れを作り出す。イメージとしては、木の葉一枚一枚が揺れ、それが集まり枝の揺れになり、木の揺れになり、そして森の揺れになるという例えがわかりやすいだろう。私たちの周りには、木々だけでなく、風や水や影、あるいは呼吸や心拍などと様々な揺らぐものがある。それらの揺れを音楽に取り込むことで、私の音楽が聴いてくれる人々の心の奥深いところに降りていけるのではないかと私はずっと考えているのだ。さらには、多くの作品で徹底的に用いられる四分音(半音の半分の音程)が美しく、フラジャイルな質感を生み出しながら、揺れや歪みの感覚を増幅する。そこに今回新たに、過去の音楽と私の音楽との間の、時間的「距離=distance」を隔てた対話が作り出す大振りな揺れが加わっている。私は滅多に引用的な手法を用いないのだが、ベートーヴェンや歪みがテーマであるコンサートで初演される作品であることから、「ディスタンスィズII」には、ベートーヴェンの2つの作品から選ばれた素材が少し変形されながら密やかに織り込まれている。その種明かしはここでは敢えて行わないことにするが、それらを自作の中に取り込みながら私は、「ベートーヴェンの革新性」と「彼の苦悩」(これらは、それらの素材を私が選んだ理由でもある)に深く思いを巡らせ作曲していた。そしてそれがおそらく、今回の作品に、いつもとは少し異なる色彩を与えているのではないかと自分では思っている。(伊藤弘之)
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